#03工場長と語ってみた三ヶ日工場

三ヶ日工場では、自動車の部品の開発や製造を行なっています。部品を製造する係のリーダーを担う村上さん、工場の設備の修理を担当する松原さんの2人が、工場全体を管理する竹内工場長とトーク。日頃はなかなか聞けない質問をぶつけてみました。

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座談会メンバー

  • 村上さん

    2018年入社
    組立課ウィンドレギュレーター係
    リーダー

    自動車の部品の組み立てチームのリーダーとして、メンバーへの指示やトラブル対応などを担当。二児の父親で、休日は家族と過ごす。

  • 竹内さん

    2000年入社
    工場長

    安全面や製品の品質、お客様にお届けするまでの日程など、工場全体を見渡して働く環境づくりや運営を行っている。休日は子どもの部活の応援へ。

  • 松原さん

    2020年入社
    生産技術グループ
    三ケ日分室 保全係

    工場の設備が故障や停止したときの修理対応や、故障を防ぐための部品交換や調整などを担当。サッカー観戦やライブに行くのが趣味。

仕事へのやる気が出ずにくすぶっていた新人時代から、
大きく飛躍

工場長の新人時代のことを教えてください!

竹内

実は若手の頃は仕事に熱心じゃなくて、先輩からよく注意を受けてたんだよ。飲みにいっても説教されてばかり(笑)。それでも、設備を修理して現場の人から感謝されたり、新しい設備を作り上げる業務を任せてもらえるようになったりする中でやりがいを感じ始めて、少しずつ仕事への姿勢が変わっていったんだ。
村上くんも、入社してすぐの頃は集中力がなくて(笑)、2年目のときに一度2人で話をしたよね。

村上

あの頃は周りのことなんて何も考えてなくて、メリハリもなく自由奔放に仕事していました(笑)。竹内工場長に注意を受けてはじめて、今までの仕事への向き合い方が、自分にとってマイナスでしかなかったっていうことに気づいたんです。あの時注意してくれたから「もっと成長したい」と思えたし、リーダーにもなれたと思っています。

竹内

劇的な変化だったよ!指導を素直に受け入れられるっていうのも一つの才能だね。松原くんは海外への長期出張が大きな挑戦だったよね。成長のターニングポイントになったんじゃない?

松原

はい、現地の機械トラブルを解決するために、チェコに2ヶ月間行っていました。現地の人にがんばって英語で話しかけながら仕事を進めていったので、行動力が身についたと思います。
機械も、最初は頻繁に止まっていたんですけど、日本人のメンバーと協力して改善に取り組んで、最後は止まることがほとんどなくなるくらいまでになったんです。最終日には現地の作業している人たちから「ありがとう」と感謝の言葉をもらって、握手をして別れてきました。その時の達成感はすごく大きくて、その後の仕事に向き合う気持ちも変わったと思います。

竹内

仕事への姿勢が変わると結果もついてきて評価もしてもらえるから、きっとこれからますます仕事が楽しくなるよ。

誰とでも近い距離感で、フランクなコミュニケーションができる

コミュニケーションを取る上で心がけていることはありますか?

竹内

一番大事なのは、相手の意見を聞くことだと思う。頭ごなしに自分の意見を押し付けるのが一番よくないと思うから、とにかく相手の話を全て聞いた上で自分の意見を言うことにしてるよ。村上くんもリーダーとして後輩たちと接しているけど、コミュニケーションが取るのがうまいから、意識しなくても相手との距離を近づけられてるんじゃないかな。

村上

確かに、あまり意識はしていないですね。普段からいろんなことを喋って、仕事でも「これお願い!」と自然な流れで頼んでいます。相手に圧力をかけて「やります」と言わせたくないので、どうしてもやってもらわないといけない時は、事情を説明して納得してやってもらうようにしています。

竹内

明るく追い詰めていくのはいいね(笑)。指示を出すときも、偉そうに「これをしろ」と言うより、相手もがんばろうという気持ちになるね。
松原くんは一番若手だけど、上司や先輩と接する上で心がけていることはある?

松原

一度言われたことは覚える、っていうことは心がけています。それでも、分からないことが出てきたらすぐに相談します。上司はしっかりメリハリをつけて仕事をする方なので、中途半端なことをしていると注意を受けるんですけど、逆に困ったときにちゃんと報告して相談すると、一緒に作業してくれたり親身になって教えてくれたりするんです。

竹内

報告・連絡・相談は大切だね。管理者である私たちも、若手の子たちと近い距離で話したいと思ってるから、いつでも相談に来てください。

仕事のやりがいがモチベーションになり、成長につながっていく

Q.入社直後と比べて、私たちは成長できていますか?!

竹内

村上さんは、最初は生産ラインに部品をセットする仕事をしていたけど、その後いろんな設備でいろんな工程をまんべんなく経験してきて、今ではウィンドレギュレーター係のリーダー。努力を積み重ねてきて、係になくてはならない存在になってるね。

村上

ありがとうございます!今は、リーダーとして後輩に指示を出したり、人の配置を考えたりすることがメインなので、仕事内容は大きく変わりました。パソコンもあまり触ったことがなかったのですが、「このキー何?」という状態から使い始めて、今は使いこなせるレベルにまでなれたと思います。右も左も分からなかった入社当初と比べると、自分の成長を感じるし、やりがいも感じます。

竹内

松原さんは、保全係としてメキメキ腕を上げてきてるね。私も保全を担当していたから分かるけど、技術がないうちは工場でトラブルがあっても「修理にきてくれ」と呼ばれないんだよね。他の人ばかりが構内放送で呼ばれて悔しい思いもするけど、最近は松原くんの名前がバンバン呼ばれるようになって、私もうれしいよ。

松原

現場経験を積むために、先輩方より優先して呼んでもらってるんです。でも、そうやって経験を積ませてもらえるので、前と比べると故障の原因や対処法などをつかみやすくなりました。実は、最初は全然うまくできないし、やる気がなくなっていたんです。でも少しずつ経験を積んでいくうちに、現場の人から感謝されることが増えて、やりがいを感じるようになりました。今は仕事にも前向きになっています!

竹内

そうやって実績を積み重ねることで、みんなからの信頼につながっていくと思うよ。生産技術グループは、故障した機械を直すだけじゃなく、新しい設備を作って壊れないようにする「改善」の仕事もあるから、そっちに仕事がシフトしていけばまた違ったやりがいを感じられるようになるんじゃないかな。

それぞれの目標達成に向かって、自分をアップデート

今後の目標達成に向けてアドバイスをください!

松原

私の目標は、まずは修理にかかる時間をもっと短縮することと、トラブルで設備がストップしないように、予防のための保全をがんばること。先輩や上司がいなくても、私一人で修理の対応ができるくらいまで技術力を上げたいと思っています。

竹内

私が保全を担当していた時に一番意識していたのは、「現場から人気のある技術者」になること。そのためには現場に貢献することが大切で、現場に貢献するにはいろんな設備についての知識が必要。毎日ただ修理するだけじゃなく、意識してその日の修理の内容を振り返ってごらん。毎日の少しずつの努力で大きな差が生まれるはず。そうすれば、「修理と言えば松原さん」といわれる存在になれると思うよ。がんばれ!

村上

私は、今はリーダーなので、一つ上の役職の班長を目標にしています。現場で問題が起きたときに解決する力や改善する力をもっと身につけて、誰からみても「いい班長だ」と思ってもらえるようになりたいと思っています。3年後くらいには、僕が憧れている今の班長のレベルにまで達していたいですね。

竹内

そのためには、村上さんが今やってるリーダーの仕事を引き継ぐ人が必要になるね。今は作業している人たちに指示を出しているけど、次はリーダーを育てていくっていう責任が生まれてくる。今の自分の仕事をしっかり見すえて、次の世代に教えていく。それが工場全体のスキルの底上げにもつながると思うから、ぜひがんばって!

松原

工場長の目標はなんですか?

竹内

海外拠点の社長になりたいね。そのためにも勉強を重ねて、自分をアップデートしていきたい。ハイレックスは誰にでもチャンスがある会社だから、それぞれ目標を達成するためにみんなで前進していこう!